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高松市役所 健康福祉局 様

VECTANT SDMを導入された
高松市役所様に、
導入の経緯や効果、今後の展望などを
事例として取材させていただきました。

セキュリティ面に配慮した一括管理で、保育の現場をサポート

高松市役所

市内に50を超える公立保育施設を運営・管理する香川県高松市。コロナ禍によって研修などの実施が困難になったことや、保育の現場の業務改善を目指し、令和4年度に公立の全保育施設に対してタブレットの提供を実施しました。子どもたちの安全を預かる施設が 利用するだけに、高いセキュリティや市による一括の運用管理は必須条件。そこで導入さ れたのが、株式会社アイ・エス・ビーのMDM「VECTANT SDM」でした。

インタビュー

高松市役所 健康福祉局 こども未来部 こども保育教育課 運営支援室 保育教育係
係長 武田 耕治 様(左) 安富 慶幸 様(右)

導入メリット

  • オンライン会議や研修の実施
  • 高いセキュリティを担保した状態でのアプリ追加や機能向上
  • タブレット利用による保育の現場および市側の業務改善と保育の質の向上

導入前の課題

オンライン会議や研修、保育の現場の業務改善を目指しタブレットを導入

-タブレットの導入に至った経緯を教えてください

安富様:高松市には2023年2月現在、公立保育施設については55施設あり、年に数十回、各施設の園長や担当者が集まり、会議や研修などを実施しています。そんな状況の中、 令和2年度以降はコロナ禍により集合しての会議・研修が難しくなり、課題となっていました。

市からの貸与パソコンでは、双方向のオンライン会議などを行うことが難しかったので、各施設にタブレットを配布し活用する案が出され、令和4年11月からタブレットの提供を行いました。これにより、現在は公立の全保育施設にそれぞれ1台のタブレットが配布されています。

導入理由

クラウド型MDM「VECTANT SDM」の安全性と利便性

-タブレット導入にあたり、重視したのは何でしょうか

武田様:私たちが一番重視したのは通信環境です。保育施設が海沿いや山、島などに点在しているため、まずは安定した通信環境が第一条件でした。それに加え、費用や管理体制、サポート体制などもご提案いただく公募の形をとりました。

セキュリティを含む管理体制で最も気になったのは、施設側が自由にアプリをインストールしてしまう可能性です。とはいえ、運用していく中で新しいアプリの追加やアップデートは必要になります。そこで、市で一括して管理できるようなクラウド型のオールインワンMDMを導入しました。MDMであれば、安全性と利便性が両立できていると感じています。

導入理由

導入効果

保育の質の向上と業務改善につながっている

-導入後の施設の反応はいかがでしょうか

安富様:導入後、まだ数ヶ月の運用ですのでこれからではありますが、すでに効果が実感 できていることもあります。
例えば、実際に使用していると保育の現場から「こういう機能のアプリを入れてほしい」といった意見が挙がってきています。それぞれの内容を精査して、必要であると判断したものに関しては導入をしていくのですが、その際にパソコンから一括で設定が可能なのは高い利便性を感じています。

そのほか、設備修理が必要となった場合、これまでは課の職員が実際に施設に訪問するか、現場の先生がデジカメで撮影し、記録メディアから取り出してメールに添付してもらうなどして現状を確認し、修理業者を手配していたため時間がかかっていました。ビデオ通話ができるようになったことで、破損個所などをリアルタイムで確認できるようになり、対応までの時間がかなり削減されています。情報共有という面において、施設側はもちろん、我々市職員側にとっても非常に大きな業務改善となっています。

-保育の現場からはどのような反響がありますか?

安富様:積極的に活用してくれている施設では特にカメラやビデオ機能の利用が盛んなようです。園児たちが遊んでいる様子を撮影し、職員会議で見直してより良い保育を目指すための研修を行っているといった話を聞いています。
また、Google翻訳を利用し、外国籍の園児の保護者とコミュニケーションをとるときのサポートツールとして活用している施設もあり、保育の質の向上に加え、保護者対応にも活用できているようです。

そのほか、コロナ禍で例年のように保護者が多数集まる行事を開催することができにくい状況が続いているため、音楽会や発表会、運動会などの配信にチャレンジしようとしている施設もあります。

導入効果

-保育職員の業務改善はいかがでしょうか

安富様:園児の様子や園の取組を、保護者や地域の方に伝える際、これまでは、口頭で伝える、クラスだより(紙面)を配布する、画像を印刷して貼り出す、ホワイトボードに書いたものを読んでもらう等という方法でしたが、タブレットで撮影した画像や動画を見せながら話をすることで、「子どもの様子が具体的によくわかる」という声が聞かれているようです。ペーパーレスにもつながっていると考えます。

-施設によってはかなり有効な使い方を模索されているんですね

武田様:市としては、タブレットやアプリをもっと積極的に活用してもらい、保育の質の向上、業務改善につなげたいと考えています。現場からの声を聞きながら、随時、操作マニュアルを作成し、配布しています。
今後も、全体の利用頻度、スキルを上げていくためのサポートをしていきたいと考えています。

-情報共有以外で、市職員、保育係側の業務改善はありますか?

安富様:セキュリティ面での安全性が担保されているので、研修会のアンケートなどもオンラインで行うことができるようになりました。施設職員はもちろん、私たち市職員もデータ集計などが簡単にできるようになり、業務改善につながっていることを実感しています。

今後の展望

活用事例を共有して全体のスキルを底上げし、さらなる保育の質向上へ

-各施設の利用頻度やスキルを上げていくためには、どのようなことをされる予定ですか?

安富様:タブレットやアプリの活用事例などを施設全体で共有していくことを考えています。園長や職員の研修会などで利用方法を紹介し合い「こんな使い方もあるんだ」「こう使うと、保育の質向上につながる」といったことが分かれば、より活用頻度が上がるのではないかと思います。そして、そこに施設同士の横のつながりも生まれれば、さらなる相乗効果が期待できるのではないでしょうか。

-最後に、今後の展望などをお聞かせください

武田様:運用を始めて数ヶ月、実際に使ってみて足りない機能などが徐々に見えてきました。今後も現場の意見を聞きながら、アプリで補助できることなどを検討し、タブレットが活用されていくなかで、より質の高い保育を目指していけたらと思います。

今後の展望
高松市 ロゴ
高松市様 概要
所在地 香川県高松市番町一丁目8番15号
代表者 高松市長 大西 秀人
人口 421,432人(2023年3月1日現在)
ホームページ https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/

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香川県の県庁所在地である高松市は、四国の北東部、瀬戸内海に面した温暖な気候に恵まれた市です。

四国全域を支える交通・インフラ企業の本社が置かれていたり、瀬戸内海の島々や本州への玄関口となる海路、そして全国やアジアの国々ともつながる空路が整備されていたり。
流通・経済における四国の中心的都市という側面を持つ一方で、漆器や盆栽などの伝統工芸や文化、瀬戸内国際芸術祭のような新しい潮流が交わる芸術のまちでもあります。

「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」を目指して、それぞれの地域の特徴をいかした、都市的利便性と自然的環境が享受できる都市の実現に向けて取り組んでいます。

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