事例

変わらぬ使い勝手やデータのスムーズな移行で、
約200台におよぶ端末の切り換えに成功

株式会社明光商会 様

FiT SDMを導入された株式会社明光商会様に、
導入の経緯や効果、今後の展望などを事例として取材させていただきました。

日本初の国産シュレッダーを製造・販売し、国内シェアNo.1を誇る明光商会。4年程前から株式会社アイ・エス・ビーのMDM「FiT SDM」を活用していました。しかし携帯端末の契約満了により端末の切り換えを検討。iPhoneからAndroidへの変更となることから改めて10社以上に及ぶMDMを検討した結果、「FiT SDM」のAndroidバージョンが採用されました。

インタビュー

株式会社明光商会
総務部総務課
和泉 貴史 様

本事例のポイント

  • 端末変更による社用携帯のランニングコストを削減
  • 従来の使い勝手を維持したスムーズな移管
  • 社員に負荷をかけずにセキュリティと利便性の両立を維持
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導入前の課題

社用携帯のランニングコストとセキュリティ面のバランス

最初に「FiT SDM」iOSバージョンを導入するに至った経緯を教えてください

和泉様:元々は4年程前に、社用携帯としてiPhoneを営業とサービス担当に支給したのがきっかけです。当時は約300台を導入したので、携帯を持つ社員とその社員番号、電話番号などのアドレス管理が煩雑でした。加えて、スマートフォンに慣れていない人も多かったことから、セキュリティ管理の面やアプリのインストール・アンインストールなどを含めて、総務部で一括管理したかったことからMDMの導入を検討。使い勝手やコスト面など総合的な判断で「FiT SDM」のiOSバージョンを選択しました。

「FiT SDM」導入から4年が経ち、iPhoneの契約満了に伴い、コスト面からAndroid 端末に切り替えることになりました。ゼロベースで端末とMDMを精査したところ、「FiT SDM」にAndroidバージョンがあると聞き、デモンストレーションなどを見せていただきました。同じメーカーであることから使用感も似ており、コスト面と含めて「FiT SDM」のAndroidバージョンにしました。

導入の理由

社内アドレス帳データのスムーズな移行が可能

iOSバージョンからAndroidバージョンに移行するにあたり、何を重視されましたか?

和泉様:すでに社用携帯があり、社員がそれぞれ利用していたこと。私たち総務部が、MDMの管理コンソールを活用して、社用携帯の社員名やID、電話番号などといった社内のアドレス管理などを行っていたことから、アドレス帳を含めたデータの移行がスムーズにできることが重要でした。加えて同じメーカーであることから、従来の安心感や使用感があまり変わらないといった点が後押しとなりました。

導入までの流れはスムーズでしたか?

和泉様:総務部にとって課題だった社内のアドレス帳データの移行はとてもスムーズでした。トラブルもなく移行でき、その後の使い勝手も大きな違いがないので戸惑うことなく使用できています。

各社員の携帯電話の交換も大きな問題なく進みました。インストールがうまくいかないといったことも何件かありましたが、その都度「FiT SDM」のカスタマーサービスが迅速に対応してくださったのも助かりました。ただ、iPhoneからAndroid携帯への変更なので、こちらの使用感というのはそれなりに異なり、社員の中でも戸惑う方は一定数いましたね。QRコードを読み取るカメラ機能が分からないといった、携帯端末に関する問い合わせから、端末が原因なのかMDMの原因なのかわからないものもあり、そういったときもカスタマーサービスが丁寧に対応してくださって、導入初期のバタバタとしがちな期間をストレスなく超えることができました。

導入効果

管理オペレーションは変わらぬままに、経費削減を実現

導入後の効果はいかがでしょうか?

和泉様:Android端末への切り換えの主目的はランニングコストの削減です。その意味では、従来の使い勝手のままにコスト削減が図れたのは大きな効果です。

また、SalesforceやTeamsなど従来のアプリのアップデートや、新しいシステムの利用が決まった際にも、社員の手を煩わせることなく総務部側で導入できるので、以前から引き続き助かっています。

iOSバージョンからAndroidバージョンになって変わった点はありますか?

和泉様:特に大きな違いはないかと思います。管理コンソール画面で言えば、多少の違和感はあったもののすぐに慣れました。また、当社は中途入社が多く、新年度以外にも社員の入れ替わりがあるのですが、電話帳の更新はCSV方式で手入力できるのでスムーズです。

敢えて1つ挙げるなら、ポリシーを割り当てた後、iOSバージョンでは特定の1台の端末に対して不具合のあったアプリのアンインストール・再インストールができたのですが、Androidバージョンではそれができない点でしょうか。ただこれも、社員側でアンインストールとインストールをしていただき、その後はこちらで再インストールをするという流れを決めて案内することで、大きなストレスはなくなりました。

一方で、ポリシーを複数設定することで決められた対象者のみに、特定のアプリをインストールしやすくなりました。プロジェクトによっては、一時的に特定のチームで録音機能を使いたい、別のアプリを使いたいといった希望が出てきますので便利ですね。

社員からの反応はいかがですか?

和泉様:端末の問題になりますが、導入前に社員から指摘があったのが、SalesforceとAndroidOSとの親和性です。iPhone導入時は最初の頃iOSとの相性が良くなかったのか、動作速度が遅かったようです。今回移行するにあたり、その点をとても気にされたのですが、導入後の現在、問題なくサクサクと動いているとのこと。感謝の言葉をいただいています。

また、何件かは携帯端末の紛失が発生してしまいました。しかし、ほとんどが電源が入っている状態でしたので、すぐにこちらでロックをかけ、回収しに行くことができました。そこも感謝されています。

社内のオペレーションについて教えてください

和泉様:基本的には、携帯端末に関わるすべての第一報は総務部の私に来るようにしています。これまで私が1人で担当していましたが、導入後、問題もなくスムーズに進んでいることから、部内で3~4人のチームをつくり、誰でも対応できる体制をつくっていきます。

現場でのトラブル時は、できるだけ迅速に対応したいと思っており、分からないことがあった時に親身に対応してくれるカスタマーサービスには非常に助かっております。

今後の展望

管理側の担当者をチーム制にし、属人的ではないオペレーションへ

最後に、今後の展望などをお聞かせください

和泉様:Android端末の運用を始めて約1年。現在のところ不具合や不満点もなく、しばらくはこのまま現状を維持していく予定です。まずは、管理コンソール画面を複数人で使いこなせるよう、部内の体制を整えていきたいと思います。

株式会社明光商会 様

所在地
東京都中央区八丁堀4丁目6-1
社員数
295名(2023年4月1日現在)
ホームページ
https://www.meikoshokai.co.jp

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