適切な端末管理の方法とは?
重要性からポイントまで解説!

デジタル化やリモートワーク化など、働く環境が大幅に変化する中、PCやモバイル端末の業務利用が進められています。社内に導入する際には、十分な管理が必要です。
今回は、端末管理の概要から端末管理を行うメリット、適切に端末管理を行う方法やポイントまで端末管理の基本を解説します。

目次閉じる

端末管理とは?

まずは端末管理の基本と重要性を見ていきましょう。

端末管理とは

端末管理とは、企業などが社内にあるIT資産の端末を一元管理し、管理業務を効率的に行うことを意味します。

 

端末とは、主にスマートフォンやタブレット、ノートPCなどを指しており、それらを社内のIT資産として一括で管理します。

 

具体的には端末の機能制限や設定配布、アプリ管理や利用制限などの一括設定を行い、導入や業務利用をスムーズに進めたり、紛失盗難時に備えたり、ネットワークセキュリティのリスクを回避するウイルス対策を講じたりすることを指します。

端末管理の重要性

端末管理を行うことは企業にとって大きな意味を持ちます。

 

端末を利用する際には、盗難や置き忘れ、覗き見などの情報漏洩リスクがあります。また、従業員が端末でセキュリティリスクの高いWebサイトの閲覧や、ウイルスを含むメール受信と開封により端末がウイルス感染するリスクもあるため、端末に様々な制限を掛ける必要も出てきます。

端末管理の対象となる情報

端末管理の対象となる情報には、主に次のものが挙げられます。

 

・端末情報(機種名、型番、ユーザーID、管理番号など)
・端末にインストールされているソフトウェアの情報(バージョン、ライセンス情報など)
・端末の利用状況(持ち出し期間、利用の場所など)
・ネットワークの利用状況(ネットワークの接続履歴、操作履歴など)

端末管理を行うメリット

端末管理を行うことで次のメリットが期待できます。

セキュリティの向上

端末管理を行うことでセキュリティが向上します。端末管理においては、盗難紛失時に遠隔からデータを消去できたり、端末をロックできたりするため、リスクを最小限にとどめられます。また、MDMなどの専用システムを利用すれば、ソフトウェアやアプリケーションが追加されること自体を制御できるので、ウイルス感染などのリスクも最小限にとどめられます。

効率的な資産管理

端末情報を一元管理することで、効率的な資産管理が行えるようになります。
契約管理やソフトウェアのライセンスやバージョン管理などを通じて健全な運用が可能になります。また、ソフトウェアの利用制限やアクセスログなどの管理を通じて、利用状況が即座に見えることはいざというときの安心感があります。

コンプライアンス遵守

端末管理を徹底していれば、従業員がリモートワーク時にプライベートの動画を端末にダウンロードしたり、セキュリティリスクのあるWebサイトを閲覧したりするのを予防できます。その結果、コンプライアンス遵守にも寄与します。

適切な端末管理を行う方法

では、適切に端末管理を行うにはどうすれば良いのでしょうか。基本事項の確認とともに、端末管理システムの活用を検討しましょう。

端末管理の基本

端末管理では、主に端末そのものや周辺のサーバーやプリンタなどのハードウェアの資産管理や、端末で利用中のアプリケーション管理、端末に接続するネットワーク機器の状態やセキュリティをチェックして管理するネットワーク管理、端末の紛失盗難やネットワークセキュリティに関する予防策などのセキュリティ管理などを行います。

端末管理に適したシステム

端末管理に適したシステムとして、次のツールやサービスが挙げられます。

MDM

MDMとは、「Mobile Device Management」の略称で、日本語では「モバイルデバイス管理」や「携帯端末管理」などと訳されるシステムです。

 

端末の情報管理・情共有からセキュリティ対策、端末の一元管理まで、モバイル端末を総合的に管理できる機能が備わっており、モバイルデバイスの効率的な管理が可能になります。

 

具体的には端末の機能制限や設定配布、アプリ管理・利用制限、紛失盗難対策、ウイルス対策などが行えます。

EMM

EMMとは「Enterprise Mobility Management」の略称で、「エンタープライズモビリティ管理」などと訳されるシステムです。

 

EMMはMDMの機能のほか、MAMとMCMという機能を含みます。

 

MDMは先述の通り、モバイル端末を対象に管理するものです。そしてMAMは「Mobile Application Management」の略称で、「モバイルアプリケーション管理」と訳される通り、モバイル端末にインストールしたアプリケーションを管理するものです。

 

MCMは「Mobile Contents Management」と訳されるもので、モバイル端末内にあるコンテンツを管理するツールです。コンテンツとは、書類や画像データを指します。またMCMでは各モバイル端末でデータの閲覧や編集などを行う権限を設定することも可能です。

 

EMMはMDMと比べて、より統合的にモバイル端末を管理できるシステムです。

【関連記事】MDM(モバイルデバイス管理)とは?必要な理由から機能、メリットまで解説 【関連記事】MDMツールの機能一覧|MDMはどんなことができる?

端末管理のポイント

適切な端末管理を行う上でのポイントをご紹介します。

ルールとプロセスの整備

端末管理を行うためには、自社のセキュリティポリシーに基づいて、端末の運用ルールを設定して社内に共有し、ルールに基づいた使用を促すことが大切です。また管理プロセスを情報システム部門などの管理チームが共有し、運用も効率化、標準化することをおすすめします。

端末管理機能を搭載し、自社に適したシステムを導入

MDMなどの端末管理システムの導入は、端末管理を大幅に効率化します。選定時には必ず自社に適したシステムを導入することをおすすめします。

端末管理に適したMDMサービス「FiT SDM」

端末管理システムやサービス選びの際に、ぜひ候補に加えていただきたいのが、株式会社アイ・エス・ビーのMDMシステム「FiT SDM」です。

 

情報漏えい対策・アプリ管理・デバイス制御といった充実の機能のMDMを低コストで利用できます。

 

導入企業それぞれの最適な活用方法により、端末管理の運用コストや手間を低減し、健全なデバイス利用を促すことができます。

特長

FiT SDMの特長は、充実の機能と低コスト、強固なセキュリティ、手厚いサポートにあります。
低コストでありながら充実した機能は、端末管理のハードルを下げてくれます。また、セキュリティに関しては、強力なウイルス対策ソフトと連携するなどして、スマホ、タブレットノートPCのサイバーセキュリティ対策を強化します。

 

導入時には、専門知識と経験豊富な担当者が煩雑で面倒なキッティング作業をサポート。導入前後ではご要望に合わせて機能やオプション追加のカスタマイズやアフターサポートも可能です。

主な機能

端末管理や資産管理、アプリ管理、端末制御、セキュリティに関する紛失盗難対策やウイルス対策機能などを有しており、総合的な端末管理を実現します。

 

端末情報取得、CSV出力や位置情報取得、ストアアプリ配布、カメラ、スクリーンキャプチャなどの機能制限、リモートロックやリモートワイプ、サイバーセキュリティ対策、コンテンツ配布などの機能があります。

 

MDMで端末管理を効率化したい方におすすめのサービスです。

まとめ

端末の導入が進む中、端末管理は企業にとって重要な管理業務の一つといえます。端末管理の基本をしっかりと押さえながら、最適なシステムを見つけることが端末管理の効率化につながります。

 

「FiT SDM」は、端末管理の課題を解決し、健全な端末利用の促進とセキュリティ向上などに寄与します。詳細はぜひサービスご紹介ページからご覧ください。

 

FiT SDMサービスページ

お問い合わせはこちら

FiT SDMに関するお問い合わせは
こちらからお問い合わせくださいませ。