業務用(社用)スマホのセキュリティ対策を解説!
リスクを最小化する方法

現在、ビジネスシーンで活用できるアプリやスマホとの連携が可能なソフトが充実してきていることにより、業務用(社用)スマホを支給する企業が増えてきています。しかし、業務用(社用)スマホの導入はメリットだけではなく、様々なリスクを引き起こす可能性もある点は否定できません。そこで重要となるのが「セキュリティ対策」です。

今回は、業務用(社用)スマホのリスクからセキュリティ対策まで詳しく解説します。

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業務にモバイルデバイスが活用される理由

業務でモバイルデバイスを積極的に活用している企業が年々増加傾向にあります。なぜスマートフォンやタブレットが業務活用されているのでしょうか。

 

考えられる理由のひとつは「視覚的なプレゼンテーションの際に有効であること」です。タブレット端末を利用し、動画を使って効果的なプレゼンテーションを行うケースは増えています。

 

また、モバイルデバイスは直感的に操作することができるため、導入した企業の生産性向上も期待できるといった点もメリットです。

 

さらに「携帯性に優れている」「アプリによる業務利用の範囲拡大」「外出先でもインターネットに接続できる」「バッテリー寿命が長い」といった点も、業務にモバイルデバイスが活用される理由として挙げられます。

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業務用(社用)スマホのセキュリティ上のリスク

業務用(社用)スマホには、様々なリスクが存在します。では、業務用(社用)スマホに起こり得るリスクにはどのようなものがあるのでしょうか。

 

考えられるリスクは以下の通りです。

 

・紛失・盗難時の情報流出
・音声通話の盗聴
・データの不正持ち出し
・マルウェア感染
・社内ネットワークへの侵入
・アカウントの乗っ取り

 

上記のように様々なリスクが潜んでいるため、しっかりとセキュリティ対策を行う必要があります。以下で業務用(社用)スマホのセキュリティ対策をご紹介するので、理解を深めておきましょう。

個人でできる業務用(社用)スマホのセキュリティ対策

まずは、個人でできる業務用(社用)スマホのセキュリティ対策を紹介します。

画面ロックの設定

業務用(社用)スマホを紛失・盗難した場合に、業務に関する情報を第三者に見られないよう、パスワードは最低限設定しましょう。
パスワード設定の際には、使用者の名前・誕生日など、安易に想像できるものは避けるよう徹底してください。

フリーWi-Fiを使用しない

一般ユーザーを攻撃する目的で、悪質なアクセスポイントがフリーWi-FiのSSIDになりすましているケースも少なくありません。
このような場合、通信内容が盗み見され、データ流出する恐れがありますので、極力フリーWi-Fiは使用しないように徹底しましょう。

 

また、どうしても使用したい場合には、信頼できるフリーWi-Fiかどうかを確認した上で使用するよう徹底することが重要です。

OSのアップデート

OSの脆弱性を狙ったマルウェア攻撃を防御するため、最新版にアップデートすることが必要です。適切なタイミングで社員にアップデートを周知徹底してください。社員が使用するスマホのOSバージョンが統一されていると、エラー・セキュリティインシデントが生じた場合に情報システム部門の対策が取りやすいのでおすすめです。

業務用(社用)スマホで必要なセキュリティ対策

ここからは、企業で行うべき業務用(社用)スマホのセキュリティ対策を紹介します。

 

社員一人ひとりのセキュリティ意識を高めるため、継続的なセキュリティ対策の教育が必要不可欠です。
セキュリティ対策担当者を置き、社員全員でセキュリティ対策関連の知識や意識向上など、情報共有できるような環境を整えることが大切となります。そのため、定期的にセミナーや勉強会などを実施し、理解確認テストを行うといったように、社員のセキュリティ対策教育を徹底しましょう。

 

また、業務用(社用)スマホの紛失・盗難リスクに備えて、複数の端末を効率的に管理するために管理ソフトを活用すると良いでしょう。管理ソフトには、情報の一元管理はもちろん、悪意のあるアプリを業務用(社用)スマホに使用させないようにする機能も備わっています。セキュリティレベルを高めてくれますので、セキュリティ対策として管理ソフトの活用はおすすめです。

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業務用(社用)スマホのセキュリティ対策にもなるMDM

業務用(社用)スマホのセキュリティ対策には、MDMの導入が有効です。

 

MDMには、以下の3つの機能が備わっています。

 

・設定管理:OSのアップデートやアプリのインストールといった端末設定の一元管理
・遠隔での操作制御:リモートロックやリモートワイプ、機能制限
・利用情報収集:端末の位置情報や移動情報、特定アプリの使用状況や記録などを遠隔から収集・管理

 

万が一業務用(社用)スマホを紛失もしくは盗難に遭ってしまった場合には、遠隔から個人情報や機密情報などの全データを消去し、初期化することが可能です。
また、特定アプリを使用禁止にしたり、インストールを制限したりすることによって、個人情報や機密情報などのデータを流出するのを防ぐことができます。

 

このように、MDMは業務用(社用)スマホのセキュリティ対策にもなるため、導入し、活用することがおすすめです。

まとめ

業務用(社用)スマホを導入する企業が増えていますが、しっかりとしたセキュリティ対策を施さなければ個人情報や機密情報などの流出に繋がりかねません。企業の信用度・信頼度を上げるためにも万全なセキュリティ対策の実施が重要です。セキュリティ対策を万全にするためにも、MDMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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