中小企業のモバイルセキュリティ対策を解説!
リスク回避の取り組み

テレワークを導入する企業の増加により、法人携帯を保有しているビジネスマンも少なくありません。しかし、中小企業のモバイルセキュリティへの意識は、大手企業と比較するといまだ低い傾向にあるのが現状です。そこで今回は、中小企業が気をつけるべきモバイルセキュリティについて詳しく解説していきます。

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MDMとは

MDMとは、Mobile Device Management(モバイル デバイス マネジメント)の略称であり、具体的には、ビジネスで使用するスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を効率的に管理するシステムのことです。MDMを導入することにより、管理者は対象となる複数のモバイル端末を遠隔操作・管理できるようになります。

 

また、モバイル端末にインストールするアプリケーションを制御することが可能なので、デバイスのウイルス感染リスクを最小限に抑えることが可能です。管理システムから機能の利用制限を行うことにより、業務用に特化したモバイル端末として安全に運用できます。

 

さらに、万が一業務データや情報が入っている端末が紛失・盗難に遭った場合でも、リモートワイプ機能で保存されている情報を遠隔操作で削除して情報漏えいを防止することが可能です。

中小企業が気をつけるべきモバイルセキュリティ

法人における業務端末としてのスマートフォンの普及や、テレワークを導入する企業の増加など、急激な環境変化に体制・ツールの整備が追いついていない企業も少なくありません。テレワークの普及に伴い、Web会議ツールの利用も増加しましたが、それらのツールを狙ったサイバー攻撃やフィッシング詐欺も増加しているのです。

 

特に、中小企業では、専任セキュリティ担当者が不在のケースもあるため、その問題に悩まされている経営者の方も多いのではないでしょうか。では、中小企業が気をつけるべきモバイルセキュリティとは、どのようなものなのか、以下で気をつけるべきモバイルセキュリティ対策をご紹介します。具体的には以下の通りです。

 

・パスワードを管理するツールで利便性・安全性を共存させる
・暗号化ソフトで端末の盗難・紛失に備える
・ファイルの誤送信・データ持ち出し時のリスクを軽減する
・Wi-Fi接続時のセキュリティを向上する
・バックアップでデータ消去・ランサムウェア対策を行う

 

これら5つの対策を行う際には、MDM(モバイルデバイス管理)を導入することがおすすめです。以下で、モバイルセキュリティにおいてMDMがおすすめである理由をご紹介しましょう。

MDMを導入してモバイルセキュリティを強固に

MDMは、モバイル端末のリスクを回避するためのシステムです。MDMの導入で実現できる主な対策としては「管理の効率化」「盗難・紛失時の情報漏えい防止」「不正サイトのアクセス防止」の3つが挙げられます。

 

モバイル端末が企業の方針に沿って正しく利用されているかを把握するため、各モバイル端末の情報を収集して一括管理することが可能です。また、企業の方針を更新した場合、それらの設定を遠隔操作でおこなえるため、1台1台設定変更をする必要がありません。

 

万が一モバイル端末を盗難・紛失した場合、悪意のある第三者にモバイル端末を操作されて情報漏えいするリスクを防止するために、MDMでは管理者が遠隔で「ワイプ(データの一部・全部を消去)」「ロック(一時的にモバイル端末を利用不可にする)」といった操作制御ができます。

 

MDMにはモバイル端末の制御・アプリケーションの利用制限といった機能があるため、ウイルスプログラムのインストール防止・業務に不要なアプリケーションの無効化などが可能なのです。

まとめ

テレワークの増加に伴い、中小企業でも「管理の効率化」「盗難・紛失時の情報漏えい防止」「不正サイトのアクセス防止」といったモバイルセキュリティ対策の強固化が求められます。しかし、中小企業のモバイルセキュリティ対策においては、コスト上の問題からできることが限られているケースもあるでしょう。

 

FiT SDMでは、情報漏えい対策・アプリ管理・デバイス制御といった充実の機能を低コストで利用できます。今回ご紹介したことを参考に、MDMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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